TomoSoft.NET ? Copyright(C) 2002-2008 むらとも allright reserved.
Lastupdate 09/02/05
ダッホンダ!
XR250 データベース
レポート
メンテナンス
GOODS
燃費
写真
TW200 リンク ソフト 過去の扉 リンク


嗚呼、北海道 その2

2003年9月5日からライダーの聖地?北海道へ行ってきました。
実家が北海道の癖にバイクに乗っていなかったことを非常に後悔した今回のツーリング
なんてこったい。全国のバイク乗りの皆さん。さっさと北海道へ行くべし!

自宅近辺の巻

長かった船の旅を終え、実家の床についた。さすがに20時間は長かったようで、家に着いた瞬間に眠っていた。
いつもの帰省ならばだらだらと昼過ぎまで寝ているところだが、勿体無い。会社に行く日並に早起きした。すがすがしい朝だ。
早速外に出て、初めて自走する北海道を満喫することにした。
初日だったので、特に悪路を探すわけではなかったが、とりあえず自宅から15分ほどの小樽ドリームビーチへ向った。
すでにシーズンオフ(というか札幌の海シーズン?は2週間ほどしかない。シーズンでも寒い。クラゲすら出てこない。)のため閑散とした浜が広がっている。東京で夢にまで見た浜走(サンド?あってる?)だ。

正確な距離はわからないが、おそらく3キロはあるだろうか。砂にタイヤを取られながら、砂の上を転がりながら、砂まみれになりながらガガガガーって走ったの。
東福寺のおじさんに教わった、低トラクション時のテクニックが役に立ったかもしれない。
浜の陸側には、樹海チックな陸地が広がっている。アップダウンの激しいフープスが迷路のように入り組んでいた。
自宅からわずか15分
北海道に住んでる人はなんてうらやましいんだろうか。
ねぇ奥さん。








自宅に帰るといつも思うのは北海道の空は広いということだ。見渡す限り高い建物なんて無い。空をさえぎるものといえば、札幌を見下ろす手稲山(標高1024m中学校テストに出ます。なおIT業界の人間は馴染み深い数字です。2の10乗。はいポイント)くらいだ。
俺は生まれてからずっと星と山を見て育った。そんな子が東京に出たときは、一人ひっそりと枕を濡らしたもんです。
左の写真は手稲富丘?にあるバッタ塚。なんの目的でこんなところにこんなものを立てたのか、皆目見当もつきませんが、俺の鋭気を癒すには十分でした。札幌市よありがとう。
あ、ちなみにこれ日曜日です。ほんと人っ子一人居ませんでした。
でもナニを血迷ったのか、俺のバイクについて来たなぞの母子の車が、行き止まりと知るや否や、すごい勢いでUターンしていった。何が目的だったんだろう。心中なんてしてなければいいんだけど。。。と要らぬ心配をしてみる。


ここで自宅に戻ると、両親が意気込んでいる。昨年夏にせっせと拵えたバルコニーで焼肉をやりたいそうだ。
実家ではいつも二条市場という札幌の中心街からすぐの市場の、脇にあるお肉屋さんで肉を買っている。二条市場がわかれば、その周りを一周すると見つかる店なので、特に場所は言わない。勝手に見つけてください。

なお、ここの三軒ほど隣にも肉屋がありますが、こっちはガランとしています。っていうか、そっちの店のほうに路駐していると、中からおばさんが出てきてすごい形相で怒ります。要注意です。
肉の味が同じだとしても、絶対そっちでは買いたく無いと俺は思った。口コミだよおばはん。

大量に肉を買い込み、ついでに二条市場でイクラとホッケを買い、帰路についた。
火起こしは俺の役目だ。昔からどうも火遊びが大好きで、こればっかしは誰にも譲れない。というか譲らない。

  いやー。うまかった。
  それだけ。

東京では残暑という名の34度。俺は澄んだ涼しい空気の中、肉を食らってビールを煽る。最高だね。
という感じでろくすっぽ走らず、一日が過ぎていった。


今日は平日。ただでさえシーズンオフで人気の無い観光地は、さらに閑散としている。まさに俺が狙ったとおりだ。
俺は人ごみが大嫌いだ。上京したてのお上りさんのころ、勢いで原宿の竹下通りに行き、人並みにもまれソッコー帰って吐いたことがあるくらいだ。あれは船以上に酔った。今では人ごみも嫌いなだけで、人酔いはしない。なんだかちょっぴり寂しい気分です。ハイ。

昨日行ったドリームビーチを通り過ぎ、小樽方面へ足を運んだ。
小樽へ向う国道5号線を走っていると、ちょっとわき道へ逸れたい衝動に駆られた。ちょっと逸れるとそこはすでにダート、林道。探す必要は全く無い。が!しかし。出てきた看板に驚いて思わず引き返した。

「注意!!」

どう考えてもムリだ。道路標識の「!」並に注意しようが無い。
第一林道一本道で、熊が立ってたら俺にどうしろというのだろう?
Uターンなんてできるはずもなく。食われる?

こんな難関を通り抜けると、開けた高台に出た。立ち入り禁止と書いてあったようだが立ってないから大丈夫だろう。







そこからは、札幌の町並みが海岸線をはさんで続いている。藻岩山から望んだことはあったが、こちらから見たのは初めてだ。
小樽から石狩へと抜けるひたすら続く海岸線を一望できた。

思わずでかい声を出してみたが、山彦などは聞こえなかった。
ここは山じゃない。
声を跳ね返してくれる障害物なんてなにもない。ただ水平線と地平線が見えるだけ。昔は当然のように見ていたこの風景もいまや贅沢に思える。






小樽の朝里温泉を抜け、オタルナイ湖に近づいたあたりで雨が降り出した。一旦家へ引き返し、カッパを着込んできた。
今度は家から小樽とは逆方向に向い、昔行ったことがある平和の滝というのをイメージしながら適当に走っていた。すると、西野のあたりで、昔よく少年野球(西琴似パンダーズという一応、札幌屈指の強豪チーム?)で試合をやった公園にめぐり合った。
懐かしいな〜〜〜と思うのもつかの間、公園の様子が変だった。ロープが張り巡らされている。近づいてみると

 「9/4熊のフン発見」

ここも熊か(笑)人里なのに熊が出たらしい。よく東京の人に、「札幌は大通り公園でもたまに熊が走ってますよ」というと、結構素直に信じられるが、それも冗談でいえなくなってきたのかもしれない。猟友会のみなさん、出番です。
そこをあとにし、もっと山の中へと入っていくと、看板が見えた。
 「平和の杜」
おーこっちで合っていたんだ。ん?平和の杜??
名前が変わったんだろうか。まぁいい、近づいていることに変わりは無いはずだ。
看板をたどっていった俺は言葉を失った。
 「介護老人保健施設 平和の杜」
紛らわしい名前は止めて欲しい。。。絶対俺以外にも来てしまった人がいるはずだ。

あたりを散策しているとやっと平和の滝についた。正真正銘の滝が流れている。
札幌の人ならば知っているかもしれないが、実はココ。知るひとぞしる心霊スポットだ。
なんでも最寄のバス停に、深夜親子の霊がバスをまっているらしい。ゾ〜〜〜〜〜。
写真の俺が変な状態で写っているのはそのせいだろう。きっと何かが取り付いたんだと思う。
しかし平和の滝のくせに心霊スポットって・・・まぁミスマッチ。


その日の夜は、西区にある、これまた知るひとぞしる(ってゆーかナイナイの番組に出たり、叶さんとこの姉妹とかがきたりとかしてるらしい)ラーメンやさん。縁や(えにしや)に行きました。
特徴は一言でいってエビ。店の前はカップヌードルのにおい一色です。
前に一度きたけど、そのときとは店構えが変わってました。
ずいぶん儲かったようで。
しかし、メジャーになったらやっぱし味は落ちるもんです。ちょっぴりがっかりしました。






つづく

便利?情報 縁やは函館本線JR琴似駅より、札幌方面に高架をたどっていくと高架下に有ります。琴似と桑園の間ですね。

その1 その3
XR250トップへ − トップページへ